分子生物学会2025


中野が分子生物学会ミニシンポ「自然環境下における微生物の遺伝子発現の分子機構の理解」にご招待いただき発表してきました。

微生物に関する様々な機能解析が進んでいますが,実験室環境における単体での振る舞いが自然環境での振る舞いをどこまで反映しているのか未知数のままです。土壌での大腸菌の振る舞いからヒト腸内での病原菌の振る舞いまで,さまざまなスケールで「自然環境下における微生物」を研究されるお話を聞いて,大変刺激と勉強になりました。お声がけくださった島田さん(明治大学),小笠原さん(信州大学),本当にありがとうございました!

ちなみに分子生物学会は中野は17年ぶり2回目の参加でした。2008年の夏に神戸で分生・生化合同大会があったのですが,それが中野の学会デビューでした。普段なかなか聴くことのできない動物系のお話がたくさんあり,またがん細胞などを利用した研究も本当に多かったです。普段応用といっても農学系のことばかりに頭がいってしまいますが,自分たちの扱う現象というのは医学とも密接につながっているのであった,と至極当たり前のことを改めて思い出させられました。また,せっかくの機会なので,と最近聴講する機会がめっきり減ってしまった細胞生物学のセッションにも色々と参加し,2025年の最先端を学べたことも収穫でした。最近のオートファジー,オモロイ。

もちろん自分の研究に直結する話もたくさん聞いてきました。特に,名古屋大学の本田直樹先生が熱弁されていた「限定合理性」についてのお話が大変面白かったです。私たちがJ-PEAKSプロジェクトで追い求めている「不均一な複雑系の挙動を支配する基盤原理」にも通ずる概念が多く,一度ゆっくりとお話しさせてもらいたいと強く感じました。

次に行けるのはいつかわかりませんが,楽しみです!

Dec 2025 @ パシフィコ横浜(分子生物学会2025)