The 4th online symposium
of
the Plant Microbiota Research Network
昨年に続き,PMRN2024を下記の通り開催します.奮ってご参加ください.今年はお二方の素晴らしい研究者に招待講演をしていただくとともに,昨年のポスター賞受賞者である2人の若手研究者にショートトークを披露していただきます.今年のポスターセッションでもポスターセッションが開催され,受賞者にはPMRN2025での発表の権利を贈呈します.Early Career Researcherの皆様の積極的なご参加・ご発表をお待ちしています!
本シンポジウムは研究者同士のネットワーキングを主たる目的の一つとしています.学会発表のように肩肘張らず,お気軽にポスター発表をご検討ください.昨年と内容が変わらない,データがまだほとんどない,というポスターでも大歓迎です.トピック紹介や自己紹介のようなポスターでも,そこから色々な議論やネットワーキング,共同研究につながっていきます.皆さんの積極的な発表をお待ちしております!
なお,ポスターはZoomのブレイクアウトルームにて開催となりますが,データは事前に提出していただき,参加登録者のみにダウンロード禁止の形で公開します.当日の発表も基本的には事前提出データの通りとして頂き,またあくまでポスター発表ですので,スライド枚数にも制限を設けさせていただく予定です.ご理解とご協力のほどよろしくお願いいたします.
ポスター発表の方法に関する詳細はこちら
We are delighted to announce our 4th Online Symposium of the Plant Microbiota Research Network (PMRN2024)! We are delighted to have two excellent plenary lectures, along with short talks by two Early Career Researchers who were awarded Poster Prizes last year. And, of course, the Poster Prize Awardees for PMRN2024 will have a chance to give a short talk at PMRN2025!
On the occasion of PMRN, we aim to provide a platform for connecting researchers and encourage any type of poster presentation. For example, we welcome an introductory poster of your research topic or a poster showcasing your ideas and future perspectives without any data. These posters help you kick off your conversation and connect, ultimately facilitating collaborations. We look forward to poster submissions from all of you!
Registrations from non-Japanese speakers are also appreciated! Although invited talks will be in Japanese, the audience can ask questions in English, and all poster presenters will be encouraged to prepare their posters primarily in English.
The poster session will be held in Zoom Breakout rooms, but the data must be uploaded before the symposium (submission due on the 23rd of August). Poster data will be made available to all participants in a download-prohibited form. There will also be page restrictions to let everyone have time to review all posters. Thank you in advance for your understanding.
Visit here for Poster Presentation guidelines.
PMRNについてはこちらをご覧ください。
Press see HERE to learn more about PMRN.
日程詳細
- 日時 Time and dates
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2024年8月27日(火)
13:00 ~ 18:00 - 場所 Venue
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Zoom
- 参加費 Registration fee
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無料 free
- パートナー Partners
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共催 Co-hosted by:
京都大学生存圏研究所 Research Institute for Sustainable Humanosphere, Kyoto University後援 Supported by:
日本植物学会 The Botanical Society of Japan
日本植物生理学会 The Japanese Society of Plant Physiologists
日本微生物生態学会 Japanese Society of Microbial Ecology
日本植物病理学会 The Phytopathological Society of Japan協賛 Sponsored by:
ヤンマーマルシェ YANMAR MARCHE - 参加登録 Registration
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Google formより参加登録
https://forms.gle/TUpyp9uRPnpEdfPEAポスター発表あり:7月31日 締め切り
ポスター発表なし:8月26日 締め切り
ポスター発表を希望される方は,暫定のタイトル(プログラム構成に用いるだけですので大まかな内容やトピックがわかるようなものであればなんでも構いません)を参加登録時にご記入ください。シンポジウム2日前(8月23日)までにポスターのデータと確定版のタイトルを提出していただきます。詳細はこちらをご覧ください。Register here:
https://forms.gle/TUpyp9uRPnpEdfPEA
Registration will be open until the 26th of August. If you want to present your poster, please register by the 31st of July along with your tentative poster title, which will be used for a program-organizing purpose.
Please see here for the details about the poster session.
PMRN2024 招待講演
草野 都 Miyako Kusano
筑波大学生命環境系
「土壌中の揮発性有機化合物プロファイリングとマルチオミックス解析による土壌環境評価」
石澤秀紘 Hidehiro Ishizawa
兵庫県立大学大学院工学研究科
「ウキクサ根圏に”いつメン”共生細菌叢が生じる理由」
昨年のポスター賞受賞者による
ショートトーク
平田 梨佳子(京都大学大学院農学研究科)
葉圏細菌が植物の環境適応に与える影響とその分子基盤の解明に向けて
高松 恭子(京都大学生存圏研究所)
スフィンゴビウム属細菌のトマチン分解能がトマトと細菌間の相互作用に与える影響
プログラム
中野亮平 Ryohei Thomas Nakano
草野 都 Miyako Kusano
「土壌中の揮発性有機化合物プロファイリングとマルチオミックス解析による土壌環境評価」
平田 梨佳子 Rikako Hirata
「葉圏細菌が植物の環境適応に与える影響とその分子基盤の解明に向けて」
Zoomにて
高松 恭子 Kyoko Takamatsu
「スフィンゴビウム属細菌のトマチン分解能がトマトと細菌間の相互作用に与える影響」
石澤 秀紘 Hidehiro Ishizawa
「ウキクサ根圏に”いつメン”共生細菌叢が生じる理由」
開催趣意
植物と相互作用する多種多様な微生物の総体を植物マイクロバイオータと呼ぶ.野外環境における植物の生長・生理・病理は植物マイクロバイオータに大きく影響を受けることがわかっており,「正常な」マイクロバイオータを保持することが植物の生存に必要であることも明らかになりつつある.この10年間,植物マイクロバイオータ研究は次世代シーケンサを用いた大規模なメタゲノム解析や,大量の微生物の培養とそのゲノム解析など,莫大な予算とマンパワーを注ぎ込んだ研究が注目されてきた.それによって「誰がそこにいるか」という疑問の答えはかなり理解が進んできたといえる.その一方で,これらの微生物が植物とどのように相互作用し,宿主の生理にどう影響を与えているのか,また個々の微生物同士がお互いにどのように影響を与えあい,それが宿主植物との相互作用にどのように関与しているのかなど,その詳細な分子機構の理解へは至っていない.植物生理・植物免疫・植物病理が植物マイクロバイオータの存在下でどのように働いているのか,野外環境における植物の生き様の理解へ向けた新たな研究フェーズを迎えている.
本シンポジウムでは,これまで狭義に捉えられがちであった【植物マイクロバイオータ】という研究分野をより広義に捉え,野外オミクスによる全体像の理解から実験室内での微生物ー微生物相互作用の生化学的な理解まで,様々なレベルでの植物マイクロバイオータ研究について議論し,その俯瞰を試みたい.野外環境における植物の生き様の理解という究極の目標の達成のために植物マイクロバイオータの存在は無視できないものであり,多くの植物科学者・微生物学者による多角的な研究がその解明には必須である.本研究分野は植物微生物相互作用のみならず植物科学全体の発展に貢献し得るものであり,本シンポジウムがその一助となることを願っている.
世話人
Mina Ohtsu
Yasuyuki Kawaharada
Hiromu Kameoka
Akifumi Sugiyama
Rina Shinjo
Ryohei Thomas Nakano