The 2nd online symposium
of
the Plant Microbiota Research Network
昨年に続き,PMRN2022を下記の通り開催します.奮ってご参加ください.前回の反省を活かし,ポスターセッションを長くとり,研究者同士の交流の時間を確保します.また,ポスター賞の設定も検討しています.Early Career Researcherの皆様の積極的なご参加・ご発表をお待ちしています!
本シンポジウムは研究者同士のネットワーキングを主たる目的の一つとしています.学会発表のように肩肘張らず,お気軽にポスター発表をご検討ください.昨年と内容が変わらない,データがまだほとんどない,というポスターでも大歓迎です.トピック紹介や自己紹介のようなポスターでも,そこから色々な議論やネットワーキング,共同研究につながっていきます.皆さんの積極的な発表をお待ちしております!
We are delighted to announce our 2nd online symposium of the Plant Microbiota Research Network (PMRN2022)! We have secured a longer time for the poster session than last year, where interactions between researchers are facilitated, and poster prizes will be awarded. Submission from students and early career researchers is highly encouraged!
We aim to provide a platform for connecting researchers and encourage any types of poster presentations. For example, we welcome an introductory poster of your research topic or a poster showcasing your ideas and future perspectives without any data. These posters help you to kickoff your conversation and get connected with each other, ultimately facilitating collaborations. We look forward to poster submission from all of you!
Registrations from non-Japanese speakers are also appreciated! Although invited talks will be in Japanese, the audience is allowed to ask questions in English, and all poster presenters will be encouraged to prepare their posters primarily in English.
PMRNについてはこちらをご覧ください。
Please see HERE to know more about PMRN.
日程詳細
- 日時 Time and dates
-
2022年8月22日(月)
13:00 ~ 18:30 - 場所 Venue
-
Zoom (招待講演 invited talks)
gather (ポスターセッション・懇親会 posters and the mixer) - 参加費 Registration fee
-
無料 free
- 参加登録 Registration
-
Google formより参加登録
https://forms.gle/GuLUXWRYjBKjkfCF9ポスター発表あり:7月31日 締め切り
ポスター発表なし:8月21日 締め切り
ポスター発表を希望される方は,暫定のタイトル(プログラム構成に用いるだけですので大まかな内容やトピックがわかるようなものであればなんでも構いません)を参加登録時にご記入ください。シンポジウム1週間前(8月15日)頃までにポスターのデータと確定版のタイトルを提出していただきます。Register here:
https://forms.gle/GuLUXWRYjBKjkfCF9
Registration will be open until the 21st of August. If you want to present your poster, please register by the 31st of July along with your tentative poster title, which will be used for a program-organizing purpose.
PMRN2022 招待講演
酒井 章子 Shoko Sakai
京都大学生態学研究センター
「見過ごされてきた訪花者:花をめぐる細菌とその役割」
菅井 徹人 Tetsuto Sugai
森林研究・整備機構(森林総研)
「統合ネットワーク解析から探る植物-土壌微生物共生系の養分適応戦略」
田中 江梨子 Eriko Tanaka
ヤンマーホールディングス株式会社
「菌集合体を活用した生物防除の実現に向けた取り組み」
鮎川 侑 Yu Ayukawa
Max Planck Institute for Plant Breeding Research
理化学研究所 環境資源科学研究センター
「他者との関わり方を変える植物病原真菌のCD染色体」
プログラム
中野亮平トーマス Ryohei Thomas Nakano
Max Planck Institute for Plant Breeding Research
酒井 章子 Shoko Sakai
「見過ごされてきた訪花者:花をめぐる細菌とその役割」
菅井 徹人 Tetsuto Sugai
「統合ネットワーク解析から探る植物-土壌微生物共生系の養分適応戦略」
田中 江梨子 Eriko Tanaka
「菌集合体を活用した生物防除の実現に向けた取り組み」
鮎川 侑 Yu Ayukawa
「他者との関わり方を変える植物病原真菌のCD染色体」
開催趣意
植物と相互作用する多種多様な微生物の総体を植物マイクロバイオータと呼ぶ.野外環境における植物の生長・生理・病理は植物マイクロバイオータに大きく影響を受けることがわかっており,「正常な」マイクロバイオータを保持することが植物の生存に必要であることも明らかになりつつある.この10年間,植物マイクロバイオータ研究は次世代シーケンサを用いた大規模なメタゲノム解析や,大量の微生物の培養とそのゲノム解析など,莫大な予算とマンパワーを注ぎ込んだ研究が注目されてきた.それによって「誰がそこにいるか」という疑問の答えはかなり理解が進んできたといえる.その一方で,これらの微生物が植物とどのように相互作用し,宿主の生理にどう影響を与えているのか,また個々の微生物同士がお互いにどのように影響を与えあい,それが宿主植物との相互作用にどのように関与しているのかなど,その詳細な分子機構の理解へは至っていない.植物生理・植物免疫・植物病理が植物マイクロバイオータの存在下でどのように働いているのか,野外環境における植物の生き様の理解へ向けた新たな研究フェーズを迎えている.
本シンポジウムでは,これまで狭義に捉えられがちであった【植物マイクロバイオータ】という研究分野をより広義に捉え,野外オミクスによる全体像の理解から実験室内での微生物ー微生物相互作用の生化学的な理解まで,様々なレベルでの植物マイクロバイオータ研究について議論し,その俯瞰を試みたい.野外環境における植物の生き様の理解という究極の目標の達成のために植物マイクロバイオータの存在は無視できないものであり,多くの植物科学者・微生物学者による多角的な研究がその解明には必須である.本研究分野は植物微生物相互作用のみならず植物科学全体の発展に貢献し得るものであり,本シンポジウムがその一助となることを願っている.
世話人
Mina Ohtsu
Yasuyuki Kawaharada
Hiromu Kameoka
Akifumi Sugiyama
Fumi Fukada
Ryohei Thomas Nakano