日本植物生理学会の第67回年会が明治大学で開催されました。中野研からはM1の稲垣裕介さんとD2のFiqih Ramadhanさんが一般口頭発表を行いました。二人とも立派な発表でした。

presenting at the JSPP2026 @ Tokyo

presenting at the JSPP2026 @ Tokyo
中野は2024年3月から国際委員長をつとめてまいりましたが,本年会前日に行われた代議員会にて任期満了となり退任しました。最後の仕事として,アメリカ植物学会(ASPB)との合同シンポジウムと国際委員会ランチョンセミナー「留学のすゝめ」(UJAとの共催)のオーガナイズをしました。
合同シンポジウムにはアメリカからBrad Nelmsさん(Univ. of Georgia)とTomo Kawashimaさん(Univ. of Kentucky),台湾からKimmy Hoさん(Academia Sinica),フィンランドからHiroyuki Iidaさん(Univ. of Helsinki)にお越しいただき,日本からは木下温子さん(東京都立大学),ドル有生さん(奈良先端大)にご発表いただきました。私としては普段聞く機会が限られている分野の発表が多く,とても新鮮な気持ちで勉強になりました。こういう,自分のど真ん中ではない分野の最先端を楽しめるところこそ,植物生理学会の醍醐味だなと再確認しました。奈良先端大の池内桃子さんやUniv. of Texas AustinのKeiko Toriiさんと一緒にオーガナイズしたのもとてもいい経験でしたし,学会間の今後の連携強化についてASPB PresidentのKent ChapmanさんやCEOのCrispin Taylorさんと様々に濃密な議論を交わすこともできました。次の合同シンポはPlant Biology 2027 @ Albuquerqueで開催の予定です。JSPP会員はASPB Plant Biologyに会員価格で参加できますし,JSPP MIRAI2030の渡航支援プログラムに採択されれば結構な額の支援をもらえます。ぜひ積極的にご検討ください。

(From Left) Keiko, Atsuko, Tomo, Yuki, Hiroyuki, Brad, Kimmy, Crispin, Kent, Thomas, and Momoko
15 Mar 2026 @ Meiji University
年会翌日には今度は台湾植物学会(TSPB)との合同イベントである,Japan-Taiwan Plant Biology symposium 2026(JTPB2026)が開催され,中野もorganizing committeeの一員として参加してきました。日本と台湾の大御所PIから若手PIまで,幅広い世代と分野のスターたちが一堂に介して繰り広げる植物科学の祭典,運営しながらではありましたが徹頭徹尾最高に楽しい時間でした。次回は順番的には台湾での開催となるはずですし,きっと今裏側でなにがしか調整が進んでいることでしょう(私は退任済みなので詳細は知りません)。とても楽しみです。また,JSPP会員はTSPBの年会にも会員価格で参加可能です。こちらもMIRAI2030などご利用いただきながら積極的に参加してもらえると嬉しいです。私も一度学生を引き連れて参加してみたいです。

16 Mar 2026 @ Yasuda Auditorium, The University of Tokyo
(Photo Credit: Wataru Sakamoto, Okayama Univ)
JTPB2026終了後は前執行部(いわゆる経塚体制)の打ち上げでした。この2年間,国際委員長として日本植物生理学会の運営に深く関わり続けてきましたが,これにて一区切りです。私も色々な学会やコミュニティに参加・関与してきましたが,やはり私は日本植物生理学会に育てられた人間です。PCPにファーストオーサーとしてのoriginal articleがないことが少しコンプレックスでしたが,国際委員長としての活動で少しだけ恩返しができたかなと勝手に思っています。これからはイチ学会員として,年会での発表やPCPでの論文発表を通じて学会に引き続き貢献していけたらと思います。
参加された皆さん,ありがとうございました&おつかれさまでした!また京都で会いましょう。