札幌ウキクサ研究会にあわせて,京大・小山研のドクターの野崎さんが中野研にインターン訪問してくれました。野崎さんは小山研でウキクサ生理学の研究をされています。その中でも微生物との相互作用に関わる部分については,私たちとも大いに共通の興味を抱えた,いわば同志にあたります。野崎さんの実験系のことを教えてもらいながら,中野研の実験系(そもそもは森川研から伝授されたもの)について議論し,これからの研究の方向性についてひたすらに議論を重ねました。弊ラボ3回生の山崎さんとも長い時間議論していただき,新しいアイディアや視点をたくさん導入してもらいました。ウキクサの生き様にまだまだ不勉強な私たちには,ウキクサが環境条件にどのように応答しているのか,休眠の制御なども含めて知らないことばかりで,本当に勉強になる時間でした。私たちからも野崎さんの研究について,植物微生物相互作用の専門家としての立場から色々と提案させていただき,今後とも深く連携しながら一緒にこの分野を盛り上げていくことを誓い合いました。

余談ですが,小山研は私が学生時代を過ごした西村いくこ研の「お隣さん」にあたる研究室で,当時それはそれはたくさん遊んでいただきました。思いつきで小山さんのオフィスに突入しては「今日どうっすか?」「いいよ」だけの会話で酒とつまみとハンバーガーをもって小山研に突入したものです。今は名古屋大で大活躍の村中さんが当時小山研の学生さんで,村中さんとのご縁(種生物学会とか)もその頃の巡り合わせからでした。学生時代に近所だった先生や,そのラボの学生さんというのは,本当にキャリアを通じてメンターとして友人として仲間として人生を支えてくれているなと実感しています。これを読んでいる学生さんがもしいたなら,そんなご縁をぜひ大切にしてもらいたいなと思います。
なお,野崎さんは札幌ウキクサ研究会で口頭発表賞第1位を獲得されました!今後への期待が大いに膨らみますし,というか,今後のご活躍は火を見るより明らかというところです。これからも野崎さんや小山さん・伊藤さんと色々と一緒に楽しく盛り上がっていけたら嬉しいです。

札幌ウキクサ研究会終了後も引き続き様々に議論をさせていただき,最後の夜は北大教員御用達のジンギスカン「義経」でご飯を食べて別れました。野崎さん,遠いところはるばるご来訪,ありがとうございました!
なお,今回の野崎さんのご来訪は学術変革領域A「植物気候フィードバック」の支援を受けて実施されました。植物気候フィードバックでは植物と環境が互いに影響し合いながら生態系を構築していくプロセスを遺伝子レベルで解読することを目指した研究者が集結しており,計画班・公募班には錚々たるメンバーが名前を連ねています(私も混ざりたい・・・)。野崎さんとの素晴らしい時間を実現していただき,感謝申し上げます。
学術変革領域A「植物気候フィードバック」ウェブサイト
https://www.plant-climate-feedback.com/