助教の島﨑さんの論文が発表・公開されました!
Horizontal acquisition of nicotine catabolism gene cluster enhances Arthrobacter fitness within tobacco root microbiota
https://doi.org/10.1186/s40168-026-02466-x
そしてその成果を置き土産に,島﨑さんはスイスのバーゼル大学へ栄転し,さらにビッグな研究を発展させていくことになりました!
北大とのご縁ができ,RTNakanoLabを札幌で立ち上げることが決まったのが2023年の年明け頃。その後助教を1人採用できることが決まり,立ち上げを一緒にお願いするならこの人しかいない,と声をかけたのが島﨑さんでした。
島﨑さんと初めて会ったのは2019年の3月,杉山暁史さんにご招待いただき宇治の生存圏研究所にお邪魔させていただいた時でした。タバコの根圏細菌のクールな話を色々聞かせていただき,何か一緒に研究ができたら良いですねと盛り上がったのを今でも風景と共に思い出します。
その後,杉山研との共同研究として,タバコ根圏に多く検出されるArthrobacter属細菌の解析のお手伝いをさせてもらってきました。島﨑さんの学位の根拠論文となるお仕事(Shimasaki et al., 2021, mBio)にもco-correspondingでいれされていただく栄誉をいただきました。また,2019年時点で「ぜひドイツで研究がしたい」と相談をいただき,若手海外挑戦プログラムの受け入れ先として一緒に申請をさせてもらうことになりました。島﨑さんの渾身の申請書は,無事採択され,ドイツで一緒に研究する機会を得たのですが,なんと渡航予定の2ヶ月前にドイツでcovid-19が爆発。MPIPZが半閉鎖,日本も国境を閉じるような事態で,もちろん渡航は中止に。私自身もとても楽しみにしていたので,本当に残念でした。その後色々と色々あって,2022年から4ヶ月,ついにMPIPZで一緒に研究をすることが実現しました。この時島﨑さんが取り組み開拓してくれた研究テーマは,北大中野研一期生が引き継ぎなんとか論文にまとめようと取り組んでくれています。
2019年に宇治で始まった小さな共同研究が,ドイツでの4ヶ月間と札幌での3年半の共闘生活へと発展し,2本の原著論文と2本の総説を生み出しました(もちろん今後まだまだ何本も出ます)。そしてそれをspring boardに学生時代からの念願だった海外での研究生活へと繋げていく姿はなんとも頼もしく,その手助けがすこしだけでもできたのであったなら,こんなに嬉しいことはありません。
島﨑さんのスイスでの健康と活躍,研究の発展,そして何より笑顔と幸せに満ち溢れたスイス生活となることを心より祈念しております!
