だいぶ前の話ですが,4月17日,先端生命科学研究院の中岡研,農学研究院の前田研,理学研究員の中野研,の3研究室で合同プログレスセミナーを開催しました。
私たちは,北海道大学J-PEAKS連携研究プラットフォーム事業において,「不均⼀な複雑系(微⽣物コミュニティ)の挙動を⽀配する理論基盤の構築」という課題名でインキュベーションステージの支援を受けています。
https://j-peaks.cris.hokudai.ac.jp/ja/collaborative/incubation-stage-projects/development-of-a-theoretical-framework-to-elucidate-the-behavior-of-microbial-communities-as-a-heterogeneous-complex-system/

様々な微生物が不均一に分布して存在する微生物コミュニティにおいて,個々の微生物の振る舞いがどう規定され,それがどうコミュニティ全体の振る舞いに投影されていくのか,その全貌を解き明かすことが私たちの夢の目標です。そのために,微生物相互作用や実験進化がご専門の前田さんや,微生物コミュニティを含む群衆を数理学的に扱う中岡さんと連携して,なんとかその夢へ向けた理論基盤の構築を目指す課題です。ここでいう理論基盤とは,全てを説明できる理論をいきなり構築することではなく,その統括的な理解に向けて必要な理論や実験系を構築・整備していくことを意味しています。そのために,これまでも定期的に合同プログレスセミナーを行いながら,互いのアイディアを交換・共有して,果たして夢のゴールにどう向かっていけばいいのか議論を重ねてきました。
今回はその第3回目ということで,3名の学生さん,1名のポスドクさん,そして前田さん自身と私自身の全6名が研究内容を発表し,盛大に議論を重ねました。実に楽しく楽しく盛り上がり,私自身も多くのフィードバックをいただけました。
本課題は2年計画なので,今年度で一応支援は終了となります。残された時間のなかでなんとかうまく研究を進め,次のステップへむけた大いなる助走として行きたいところです。

